今、世界中の人にあらためて必要とされる慈悲のこころ。

 自らのこころを治め清らかにし争いに終止符を 

白孔雀図 ~慈愛~

shirokujakuzu -jiai-   2022.3

レジン・純銀箔粉・パール顔料等

size: A2 


慈悲と智慧の教えである仏教においてこのような考え方が示されています。

愛とは、自分や家族、パートナー等自分の延長の存在を大切にする・愛しむ気持ちのこと。
これは放っておいても人間に自動的に備わっているものと言える。

しかし、自分の大切な人を守りたいという人間の持つ「愛」こそが、それ以外の人はどうなっても構わないという想いを生み、これまでの多くの争いの原因となっているのだ。

このことにそろそろ気づかなければならない。

慈悲とは自分が特別好きというわけでもない存在に対しての思いやりや慈しみのこころのこと。
これは最初から持ち合わせているものではなく育てなければ育たない。そのために知恵が必要となる。

愛と慈悲とは根本において異なる。

今日身近な誰かとした争いも、世界で起こる戦争も、同じく人間が作っているのです。


◆WORLD PEACE ART EXHIBITION 2022 
巡回展出展作品
・6月 UNESCOパリ本部 ミロ・ホール他
・11月 東京芸術劇場


ホワイトシルバーのパール顔料で彩色した半立体の美しい白孔雀です。背景の板もオリジナル技法「凹版レジンアート」の技法を使って描かれたレジン製の板となっています。


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